犬の手作りごはん|白米・玄米・発芽玄米の違いや栄養素。
イタリアングレーハウンド@サフィ
ウィペット@アンバー
【犬のご飯シリーズ】
今日は2匹が食べているご飯の一部『発芽玄米』について。
なるべく簡単に書いているのですが、すこし長ーくなるので興味のない方には、、
くっそつまらない話ですから、ここでやめた方がいいかと思いますσ(^_^;)
S)あたしたち最初は白米を食べてたの。
そう、我が家の2匹は初め白米を食べていました。
ガリガリに痩せていたので、手っ取り早く太らせたかったんですよね。
白米に含まれる糖質は体重増加に効果大なので笑
saphi0402amber0901.hatenablog.jp
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ではでは早速、白米・玄米・発芽玄米って何?を簡単に図で表したのが下図になります。
(※図:一般社団法人高機能玄米協会)
▶玄米は、籾米(もみごめ)から籾殻(もみがら)だけを取り除いたお米。
▶白米は、玄米からさらに糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除き、胚乳(はいにゅう)のみにしたお米。
豆知識:精白がすすむにつれてビタミンやミネラル、食物繊維などの体に良い成分が失われてしまいます。
▶発芽玄米は、玄米をわずかに発芽させたお米です。
豆知識:発芽の際、眠っていた酵素が活性化し、玄米よりも栄養価が高くなるんです。詳しくは後程。
ではでは早速。
【玄米と白米の違いは?】
①食物繊維の含有量
玄米の糠層には、食物繊維が豊富に含まれていて、白米と比べると約8倍の食物繊維を含んでいます。
食物繊維は、腸内環境を改善し腸から吸収される脂肪を抑える働きがあるのです。
そのため、便秘を解消すると同時に、体内の余分なコレステロールや糖分、発ガン物質などの有害物質を排出してくれるんですよ♪
玄米のこういった作用が癌や生活習慣病の予防、またダイエットにも効果的。ただ、玄米は白米よりも消化が悪いので、しっかりと噛んで食べることが大切なんです。
噛まずに飲み込む食べ方をする犬にはちょっと不向きな食材。
②ビタミンB群が豊富
玄米の胚芽や糠(ぬか)には、食物繊維の他に、ビタミンB群(B1、B2,B6,ニコチン酸、パテントン酸、イノシトール、葉酸等)が含まれています。
ビタミンB群は、エネルギーをつくり出す働きを助ける効果があるので、身体には必要不可欠な栄養素なんですよね。
どんなに炭水化物を摂取しても、このビタミン類が不足するとうまくエネルギーに変えることが出来ず、身体が疲れやすくなったり病気になったりしやすくなります。
初めにも書きましたが、玄米はよく噛むことが大切。噛むことでその栄養素を取り入れやすくできるのですが犬は噛まずに飲み込みます。そこで登場するのが、玄米をわずかに発芽させた発芽玄米。
【玄米と発芽玄米の違いは?】
玄米をわずかに発芽させたのが発芽玄米です。
発芽玄米は、発芽をする際に眠っていた酵素が活性化し、芽を出す(出芽)ために必要な栄養を玄米の内部に増やしていきます。そのため、玄米よりも栄養価が高くなるのです。
腸内環境を整える食物繊維、体をサビから守るビタミンE、体調を整えるマグネシウム・カルシウムなどのミネラルはもちろん、白米からは摂るのが難しい、「オリザノール」「GABA(ギャバ)」も豊富に含まれています。
《オリザノールの作用》
▪カラダの酸化を抑制
▪血行を良くして皮膚の表面を守ってくれる
▪皮膚の老化防止
▪炎症性腸疾患症状緩和(抗炎症作用)
▪抗アレルギー作用
▪糖の吸収を抑える働きがあるので高脂血症(肥満改善)に効果的だと言われている
▪自律神経失調症の緩和
などなど、オリザノールにはカラダにいいたくさんの作用があるんですよ( ・ᴗ・ )
▪血中コレステロール低下作用
▪抗肥満効果(肥満防止)
▪血圧上昇抑制効果
▪アレルギーの予防
▪アトピー性皮膚炎改善効果
▪精神安定作用(脳の興奮を抑える)
▪ストレス軽減
▪肝臓・膵臓の機能改善
▪心疾患の予防
▪糖尿病の予防・改善
▪動脈硬化抑制
▪高血圧の予防・改善
▪疲労感の緩和
まだまだたくさんあるんですけどね、こんなに多くのいい作用があるんです( ・ᴗ・ )
さらに発芽玄米は、
発芽の過程で増加することが発見された「体脂肪を減らす期待の成分」といわれているPSG(発芽米ステロール配糖体)も含まれていて、中性脂肪や基礎代謝に作用し、体脂肪のつきにくい体をつくってくれるんですって。
その他にも、血管の老化を予防して、LDLコレステロールにもアプローチしてくれるので、生活習慣病が気になる犬にもいい!
と、発芽玄米には魅力的な栄養素がたくさんあるんですが、我が家が発芽玄米を使う1番の理由は、玄米に含まれるアブシジン酸を摂取させたくないからなんです。
これは、玄米が発芽モードに入っていないと玄米のなかに残っている毒素。
▪疲れやすいカラダになる
▪老化を促進
▪低体温
▪不妊
▪ガン
▪体内酵素の働きを鈍らせる
などの悪影響をおこすと言われている発芽前の玄米に含まれている毒素を摂らせたくないと思っている私は発芽玄米を食べさせているんです。
と、すごく簡単に書いてみましたが分かったかなσ(^_^;)
ちなみに我が家では、
■サフィ1食
肉類120~200g前後:ご飯の素45~50g:野菜(見た目の量がご飯の素と同じくらい)
■アンバー1食
肉類230~300g前後:ご飯の素60~65g:野菜(見た目の量がご飯の素と同じくらい)
※トータルの量は、頭の鉢2個分をベースに増減してます。
一般的には頭の鉢1個分と言われていますが、私は足りないなーって思うので。
水分量が多ければ食材が少なくても頭の鉢1個分になるし、逆に水分量が少なければ具材が多めになるし、食べる具の量が変われば摂取エネルギー(kcal)も変わってくるのでね。
よく、どのくらいの量を食べさせればいいのかと聞かれるんですが、それは飼い主が愛犬のあばらや背骨まわりの肉づきや、筋肉の質、毛並を見て判断することが大切だと思うので「これがベスト!」とは言えないですσ(^_^;)
ただ、一般的量は生きるために必要な最低限のエネルギー量なので、頭の鉢1.5倍ほどの量で初めは様子をみてみるのがいいのではないかと思ってます。
・肉類はカロリー高めのものは少なめ、鶏ササミや鶏むね肉、馬肉、鹿肉などのカロリー低めのものは多めに調整。
・ご飯の素には、肉のゆで汁やお湯などをご飯がひたひたになる程度入れて消化に優しく。
・野菜は茹でたり、炒め煮にしたり、煮たり、細かく刻んで生のままあげたり、その時によっていろいろ。
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これから愛犬のご飯を手作りにしようかなーと考えてる方の参考になればいいな♪