イタグレSaphi&ウィペットAmber’s blog

IGサフィとWPアンバーの日常を綴る飼い主の日記。

Saphi&Amber:凸凹姉妹 2017.1【低血糖症】

イタリアングレーハウンド@サフィ。

ウィペット@アンバー。

 


2016年の11月、この頃はリッチェルキャンピングキャリー(M)に余裕で入っていたアンバーも、


f:id:saphi0402amber0901:20180730083501j:image

 

 

2016年12月にはすでにこの状態。

だいぶ窮屈そうだよお嬢さん( 笑 )

 


f:id:saphi0402amber0901:20180730083809j:image

 

 

そりゃそうか、こんなに長く、、大きくなったもんな~↓

 

2017年1月。

私達の家族となって3ヶ月目。

キャンピングキャリーは我が家に来て初めて出来たアンバーのお気に入りの場所だったが、あっという間に小さくなってしまい敢え無く卒業となったのだ。

 

日々成長していくアンバーを見る度に、もっとゆっくり成長してくれていいんだよ!と何度思ったことか。

スクスクと成長していく姿が嬉しくもあり、寂しくもあった。きっと犬と暮らしたことがある方なら、この何とも言えない気持ちが分かりますよね(*´艸`)

 


f:id:saphi0402amber0901:20180730084658j:image

 

 

そんな2017年1月。

忘れることの出来ない出来事が起こったのだ。

未だ、思い出す度に吐きそうになり、恐怖で心臓が変な鼓動を打つ。

 

年末年始を私の実家(岩手県)で一緒に過ごそうとサフィを連れて帰省した時の事。

 

アンバーは自由奔放なトイレマナーの為、パパと東京でお留守番。

1人(匹)キャンピングキャリーに入れられたサフィは新幹線の中で、どこに連れていかれるのかと終始不安いっぱいな顔をしていたな。

 


f:id:saphi0402amber0901:20180729204108j:image

 

 

実家に着くやいなや大好物の猫とご対面。

大興奮してはしゃぎまくっていたっけ。

サフィ渾身のプレイバウ( 笑 )

 

 

f:id:saphi0402amber0901:20180731212436j:plain

 

 

見渡す限り、田んぼ田んぼ田んぼな田舎道さんぽも楽しんでおった。

 

 

f:id:saphi0402amber0901:20180731220217j:plain

 

 

毎日楽しそうにルンルンで畦道を走り回っていたな♪

 

 

f:id:saphi0402amber0901:20180731220425j:plain

 

 

そしてそれは突然訪れた。

もともと食べムラが激しくご飯を余り食べない事が当たり前だったのだが、実家で過ごした数日間は更に食べムラに拍車がかかり食べても数粒。

そんな状態が5日程続いたある日、

それまで元気に歩き回り、

猫を追いかけ回し、

オモチャを咥えて遊んでと誘ってきていたサフィが急に体をかがめ、力無く部屋の隅によろよろと歩いて行ったのだ。

小刻みに震えだしたかと思ったら静かにグッタリとサフィは倒れ込んだ。

 

普通ではないその様子に、私は『サフィ!サフィ!』と叫びながら何故か分からないが咄嗟に口の中を見たのだ。

 

時間にしたら1分程だったかもしれない。

 

サフィの口の中はみるみるうちに歯肉が白くなり、舌が白くなり、驚く程の速さで血の気がなくなり冷たくなっていった。

 

何が起こったのか何が起こっているのか私は理解出来ず、ただ無我夢中でサフィを抱き上げ、毛布で包み、ストーブの前で温め、母に『蜂蜜か砂糖を持ってきて!』と叫んでいた。

 

 

f:id:saphi0402amber0901:20180731215948j:plain

 

 

サフィの呼吸はとても弱々しくなり、体は冷たく、眼を閉じてしまったらもう会えない気がして必死に名前を呼び続けた。

『サフィ。サフィ。大丈夫だからね。』

『サフィ、ママを見て。』

『サフィ、お願いだからママを見ていて。』

『サフィ、お願い目を閉じないで!』

必死に呼びかけながら、蜂蜜を歯肉に塗り、砂糖を舌にのせ、を何度繰り返したのだろう。

とにかく必死で覚えていないが、サフィの体は温かさを取り戻し、サフィに触れている私の手に彼女の温もりが伝わってきた。

 

この時の安堵感は言葉にはならない。

 

口の中を見ると、蒼白だった歯肉と舌が血の気を取り戻し薄いピンク色になってきていた。

 

まだ立ち上がる力は無く、小さく丸くなり横たわっていたが、サフィの目には輝きが戻ってきていた。

 

5分おき10分おきと時間を空けながら蜂蜜を口の中に塗り、様子を見る事30分程たった頃だろうか。

ヨロッと立ち上がり嘔吐。

その後は、蜂蜜を口に入れられるのを嫌がれる程の力が戻ってきて、みるみる元気を取り戻した。

 

サフィは低血糖症を起こしたのだ。

何故あの時咄嗟に口の中を見たのかは未だに分からないが、私は何かを感じたのだろう。

 

後で調べて分かったのだが、低血糖症は失明や意識障害を起こす事もあるらしい。

私の対処が正しかったのかは分からないが、後遺障害なく元気を命を取り戻してくれて本当に良かった。

 

サフィに経験しなくてもい経験をさせてしまったのは私のせいだ。

イタリアングレーハウンドは食べムラをする子が多い犬種で、肋が見えて痩せすぎの様な体型が望ましいと一般的に言われている情報を鵜呑みにし、間違った解釈をしていた私のせい。

 

サフィは明らかに痩せすぎだった。

そして私は元気と健康を勘違いしていた大馬鹿者の飼い主だった。

 


f:id:saphi0402amber0901:20180731092147j:image

 

 

この日から、私とサフィの食べムラとの闘いが始まったのだ。

 

兎にも角にもサフィは元気を取り戻した。

そして、妹と離れた時間が姉妹の距離をグッと縮めた。



f:id:saphi0402amber0901:20180729211834j:image

ちなみに、東京にお留守番のパパとアンバーは、お正月の間トイレトレーニングに明け暮れていたらしい。

起きて寝るまでワン・ツー、ワン・ツー。

そのお陰で、帰ってきた時にはワン・ツーのコマンドでトイレが出来るようになっていた。習得率は4割ってとこかな。

だが、0と4割の違いは大きい。パパに感謝!